2023年お仕事振り返り
2023年に発表だったお仕事を振り返ってみます。
例年と比べるとTVアニメが多かったなぁという印象です。
- アニメ「HELLO OSAKA」
- アニメ「うんたろうたびものがたり」
- アニメ「ぐんまちゃんシーズン２」
- アニメ「百姓貴族」
- アニメ「柚木さんちの四兄弟。」
- 映画「劇場版シルバニアファミリー フレアからのおくりもの」
- NHK「みんなのうた」12・1月「きみがいること」
アニメ「HELLO OSAKA」
一昨年の「ぼっち・ざ・ろっく！」EDからお世話になっているPITSさんからのお仕事です。アラ、ウメ、ミカの制服姿の素材制作を担当しました。
スケジュールの都合で私は序盤しか関わっていないのですが、お話はまだまだ続いております。関西弁が心地良いです。面白いのでぜひ～。
アニメ「うんたろうたびものがたり」
ねこねこチームのお仕事です。私は10,11話のアニメーション(コンポジット)を担当しました。可愛く動かせたんじゃないかと思います！
いただいた素材をAEで動かしていくお仕事をたまにやらないと、ショートカットキー等々忘れそうで怖いです。
アニメ「ぐんまちゃんシーズン２」
48話「ぐんまちゃん歯が痛い」
コンテ・演出・イメージ世界作画を担当しました。
シーズン１のウイルス回同様、自由に制作させてもらいました！
「歯は大事にした方が良い」という話は監督の本郷さんから雑談時に聞いていましたので、「これは益々しっかりアニメーションを作らねば！」と思ったのを覚えています。
イメージ世界のコンポジットは吉岡さん、着彩は妹にお願いしています。いつもの布陣です。
説明カットは友人のオオナミナギさんと村山さんにお願いしました。かわいらしい＆分かりやすいアニメーションになってます。お願いして良かったです。
幸運なことに現実パートは総作監の栗尾さんに原画を描いてもらえました。私の超絶ラフな絵コンテからこんなに可愛い動きのぐんまちゃん＆ナレーションさんが…！と、原画を見るたびテンション上がりました。
EDアニメーション
コンテ・演出・作画を担当しました。
シーズン１が終わってから「ぐんまちゃんの続きを作ることになったら、ED担当したいな～」と密かに思っていたので、お話いただいたときめちゃめちゃ嬉しかったです！
自分が今できることを詰め込みつつ、作品の持つ空気感も大事にしながらコンテを切りました。
ぐんまちゃんに関わってから、群馬県を意識することが増えました。スーパーで野菜を買うときは群馬県産かな？と確認してみたり。結局未だに群馬県に行けていないので、今年こそ折を見て遊びに行きたいです。できれば県庁前で働いている芝刈りぐんまちゃんが見たい。
アニメ「百姓貴族」
キービジュアル・キャラクターデザイン・作画を担当しました。
ぼっちのお手伝いが終わり、1回対面でお話しましょう！とお誘いいただき、PITSさんに初めてお邪魔した際に軽くお話をいただいて、驚いたのを覚えています。「まだ仕事の成果物としては3カットしか描いてない人間に、いきなり作画いっぱい描かせて大丈夫ですか⁉」と思いつつ、嬉しいお誘いだったので頑張ってみることにしました。
Vコンの時点でめちゃめちゃ面白く、そういう意味ではクオリティーが保証されていましたので、私としてはとにかく描くぞ～！という感じで、肩の力を抜いて作業できました。と言いつつも、大人気作品なのでプレッシャーは若干ありましたが…。
序盤は作り方も探り探りで大変だったんですが(物量が)、PITSさん・背景担当のありさんの助けもあり14話分描き切ることができました。ありがとうございました。
2期制作も決定しましたので、引き続きよろしくお願いいたします！
アニメ「柚木さんちの四兄弟。」
2話「湊と尊」シネカリグラフィーを担当しました。
2話の脚色・演出・コンテを担当された川崎さんからお話いただき、2022年の春～夏頃制作してました。シネカリっぽさをデジタルで出すために、ノーマンマクラレンや木船先生・園子先生のユニットIKIFのフィルム映像を参考にしつつ、ここ最近では珍しくコンポジットまで担当しました。AEで色々試せて楽しかったです。
尊の心情を描くにあたって、川崎さんから「子供の落書きっぽく、動きも滑らかになりすぎないこと」という指示があったので、左手で描いてみたり、送り描きしてみたり普段と違うアニメーションの作り方ができたのも面白かったです。厳密に描かないが故の動きの面白さを体感できました。
打ち合わせで朱夏さんにお邪魔した際、副社長にご挨拶できたのも良い思い出です。
映画「劇場版シルバニアファミリー フレアからのおくりもの」
エンドロールの素材制作(線画まで)を担当しました。
こちらは以前在籍していた会社からのお仕事です。スケジュールの都合で少しだけのお手伝いでしたが、子供のころ友達とよく遊んでいたシルバニアに関われて嬉しかったです。私の家にはベーシック赤い屋根のお家と、赤い屋根の大きなお家がありました。
実はバタバタしてて映画館に行き損ね、完成品をまだ見れてません。
NHK「みんなのうた」12・1月「きみがいること」
オオナミナギさんと共同でアニメーションを制作しました。
昨年6月に参加した「クリエイターEXPO」きっかけでいただいたお仕事です。費用・準備諸々大変でしたが、出展して良かったです。まさかみんなのうたにつながるとは…。
お話をいただいてすぐ、オオナミさんを誘ってコンテとコンポジットをお願いしました。みんなのうたみたいな仕事をしたい、と言っていたのを覚えていたので、タイミングが合えば絶対に声をかけよう！と前々から思っていました。
全体を通しての世界観やカラーコントロールはオオナミさんの色が出ていると思います。
当初は背景も私が描く予定だったのですが、コンテが上がった段階で、物量的にどう考えても私一人じゃ間に合わないことが分かったので、村山さんとcottonさんに声をかけて背景を担当してもらいました。背景とても可愛いので、ぜひじっくり見てください。
cottonさんには、前半のモブキャラクターも描いてもらってます。
そして着彩は妹にお願いしています。
スケジュールはかなりタイトだったため、オオナミさん・村山さん・cottonさん・妹の協力無くしては受けられなかった仕事です。ありがとうございました。
今年も楽しいお仕事にいっぱい関われたらな、と思います。
スケジュールの都合で泣く泣くお断りしてしまったこともあったので、作業スピードをあげたいです。真摯に向き合うことも忘れず、引き続き頑張ります！
あやね
